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"袋小路の女"とは何かの巻
――新曲のことから訊こうかな。
まだ完成はしていないんですけど、4/23発売予定で『Deadend Street GIRL』っていうんです。

――でっどえんど・・・・・・、あんだって?
デッドエンドが行き止まりで、そのストリートだから袋小路ってことですよね。それのガール、少女です。

――そーすると、袋小路の女(笑)
前の『リ・ボ・ン』の場合は詞でも、女の子の気持ちの可愛い部分が書かれてて、そういう所でウケたんだと思うんですけど、今度のは正反対で。女の子は普通なんですけど、男の子がちょっと不良っぽくて・・・。

――こーゆー人?(とんねるず風にしゃがむ)
そこまではいかない(笑)。でも、車が好きな男の子で。

――車が行き止まる。
ちがう(笑)。気持ちが、いろいろ迷ってるけど、最終的に行き止まる所は私なのよって唄なんです。で、イントロにセリフが入ってるの。"あなたの行き止まりは、私"っていう。

――へーぇ。セリフ喋るんだ。どーゆーの?ちょっとやってみて下さいよ。
わーあ、やだやだやだ(恥ずかしがる。いやならしょーがないけど)。

――そのセリフやる時、何て云われました?ほら、例の、あの調子で、とか?
いえ、スチュワーデス調でやりなさいとは別に云われなかったけど・・・・・・。

――でも、周りが期待するでしょ(笑)。ちえみちゃんにセリフ喋らせれば、どーせあーゆー感じになるだろうって。
それはありますねぇ(笑)。私、喋る声と唄う声が全然違うんですよ。でも気持ちは入って行けるし、イケる曲です。

――あ、バンドはどうなっちゃうんですか?あのZUBONは?
今度はつかないと思います。これ、鮎川誠さんの作曲なんですよ。あの、シーナ&ロケットの。

――あ、"知っとうや?"の人!
そう、だからROCKなんだけど、これからROCKをするんだぞ〜ってギンギンに構えたりしないで、さりげなくクールにROCK、って感じですね、中途半端にしたくないし。今年はもう、いろんな曲をお祭り気分でやりたいです。だから、ROCKをやったかと思ったら、突然に演歌みたいのを始めちゃったりとするかも知れませんよ〜お。

生まれた時から生きているの巻

――さて、LPの方は、3/5にベストアルバムが出ましたよね。2枚組で。
ええ、『生まれた時から』です。これジャケットがねー、自分でいうのもへんですけど、今までの中でいっちばん好きなんですよ。色のトーンとか茶色っぽくて。私が鏡に向かってて・・・。

――女っぽく写ってるの?
いえ、子供っぽいんです。幼いんです。大人っぽくなくて。表情とか。

――子供っぽいほうがいいわけ?
私、大人っぽくなりたくない。だから進歩しないのかも知れないけど。でも、女っぽくはなりたいけど大人っぽっくはあまりなりたくないです。女の子らしくは、ありたいと思うけど。一時、背伸びしてたこともあったんだけど。夏に髪伸ばしてた頃もあったんです、パーマかけて。それも今考えたら17歳とは思えないんですよね、童顔なのに。髪型で変わります、顔って。

あんのはなしだっけね?の巻

――LPの話でしたね。ベストの。
ええ、それは今までのシングル曲は全部入ってて、あと、LPの中で高橋幸宏さんに書いていただいた曲とか、そういうニューミュージックの人の作品が中心に入ってるんです。だからデビュー当時の声とかも、そのまま入ってて。

――あ、録り直しとかはしてない?
全然してません。

――じゃ、『潮風の少女』とかも"15になったばかり"の声がそのまんま?
まんま。最初の頃の、声が裏返ったり引っくり返ってるような唄い方もそのまま入ってます。それから未発表だった曲も何曲かあって。たとえば大貫妙子さんにいただいた『ノスタルジー今昔』って曲、とにかくよく判らないメロディなんですけど詞がすっごくいいんです。不思議というか不気味というか。ふわーっとした曲で。それから『涙のシーズン』は『さよならの物語』と『青い夏のエピローグ』の時に作られた曲なんです。

――寝かしといたんですね。
そう、私ってそういうの多いんですよ。『白いハンカチーフ』も『とまどいの週末』の時に作って、一年半ぐらい残しておいた曲なんですよね。

――ほーお。そうだったんですか。成程、それで判りました。なんか、あそこで急に感じが変わったとゆーか、戻っちゃったなって気はしてたんですよ。ふむふむ。

大スターは心臓がお悪くの巻

――そうだ、ドラマまた始めるんだ。
そうです。『スタア誕生』っての。

――まさかして、大映テレビ?
はい。

――やったっ!(思わず沸き起こる拍手)
でも班がちがうんです。"不良少女"の方の班なんですよ。フジテレビだし。

――フジで大映!それはNG集の世界だ。
相手役が若林豪さんと国広富之さんで、国広さんがお医者さんで、私が身体の弱い、心臓病の女の子なんです。

――それは・・・、難しそうだ(笑)
そういう風に、見えます?見えないでしょ(笑)。だから以前と違って本当に演技力が必要になってくるかも知れませんね。それが恐ろしいです。

――その病気の女の子が、スターを目指すわけですか?強引だなー。
いえ、すでにスターなんです、女優で。どっちにしろ無理がありますけど。でも、いまスターを目指してる、そういう女の子たちに観て欲しいですね。

――御自分で、大阪で、そういう目指してた女の子だった頃は、観てました?
はい、石野真子さんの"たけとんぼ"が好きで、泣きながら観てましたね。私、本当はクサいの大好きなんです。

ホリコシ・ダイアリー!の巻

――ところで、卒業、しちゃいましたね。
式は4日にあったんですが、証書を貰えるのは20日なんですね。出席日数が足りなかったんで。

――堀越学園に関するいちばんの想い出といったら何でしょーね?
やっぱり修学旅行ですね。私は北海道に行ったんですけど、みんなと遅れて行って。それがちょうど私が日航のCMやってる頃だったんですよ。着いてすぐ、向こうで取材があって・・・。

――失敗したとか変わった事したとかは。
夜中に騒いだぐらいで・・・。

――堀越の制服って好きでしたか?
私、セーラー服を着たかったんです。中学のときもネクタイだったから・・・。セーラー服着たのは"パリン子学園"の時ぐらいで。でも堀越の制服も、大事にずっととって置くつもりです。それと、私のカバン、中学の時からのを3年間使ってたんです。だから人と色が違うの。

――では、堀越学園の印象をまとめると。
(通うのが)面倒くさいと思ってたけど、終わっちゃうとなると淋しいです。厳しい学校だったし・・・。他人が何と言おうと、堀越は絶対に、いい学校ですよ!